ほかほかごはん

寒い地方の医学部です 食べ物はラーメンが好きです たまに絵を描きます

04/11と、好きなカフェ

今日。2021年4月11日は、最悪の日だった。

8時に起きてジムに行きお昼はHをし、午後からは友達へのプレゼントをヨドバシまで買いに行き、それからお気に入りのカフェで本を読み、夜はバイクの教習を頑張って、晩御飯はスーパーで買ったお寿司を食べた。

 

これだけだとなんてことない普通の日のようだが、朝からずっと今までものすごく機嫌が悪い。原因はわからないが昨日のバイトのストレスか、勉強のストレスか、昨日寝る時間が遅かったからか、わからない。

とにかくずーっとなにをするにもマイナスの方に考えてしまって、周りのなにもかも人も景色も空気も嫌で、自分自身も嫌に感じる。そんな日だった。

 

まず6時に起きてジムに行くつもりだったのに8時に起きたので、行きたくないって駄々をこねた。日曜日なのにジムに行ったら、時間の無駄だと思った。でも10分だけでも行くだけ行こうといわれてなんとか行った。

 

彼氏に私のジムで汗に濡れた服を洗濯機に入れる前に洗濯機を勝手に回されて、怒った。一声かけてほしかった。お昼ぐらいに電気屋さんとカフェに行きたいとだけ言ったのに、何時にご飯食べて何時に出かけて何時にって何度も何時って聞いてくるのが嫌でまた怒った。何時何時ってうるさい。日曜日で休日なんだから時間なんて決めずになんとなくそろそろ行こうかぐらいで動きたい!!!そう思いませんか?

こういう思考って女っぽいのか。男はそうやって休みの日もキチキチ動きたいのか?私は嫌だ…。せっかくの休みなのに、仕事みたいだ。ほんとに嫌いだ。

 

もともと機嫌が悪いのに、喧嘩もして更に機嫌が悪くなって、そして今日は外が肌寒くて、ますます家から出たくなくなった。だが、この日を逃したら買いに行ける日が2週間ぐらいまともにないのでなんとか家を出た。

 

ヨドバシに行ってバルミューダを友達のプレゼントに買った。最初ハンドブレンダーにするつもりだったが、饒舌な店員さん(おばちゃん)が私持ってるけど使わなくなっちゃったのよねぇーと言っていたのでやめた。他のコーナーをフラフラ歩いて見ていたら今流行りのバルミューダが目につき、パンフレットを見たらパンがとてもおいしそうだったので直感で即選び、買った。

 

この買ったあとが大変だった。想像より大きい荷物で、車に乗りそうになかったのだ。うちの車は二人乗りで座席も狭くてボンネットも狭い。持ち帰れないよ、配送しなよと彼氏に言われてまたヨドバシの店員さんの元に戻り、配送の手続きをしたりアプリ会員になると配送料が無料とかでアプリをダウンロードしたりする。やることが多くて複雑で煩雑で、店員さんも彼氏もみんな怖くて、泣きそうになった。というかお店でシクシク泣いた。自分の不甲斐なさに。私はこういう事務的な手続きが大の苦手だ。普通の大人みたいに堂々とできない。私だけが子供で、できなくて怖くて泣いてしまう。

 

自分が不甲斐なくて泣いた車内で、車が狭いから嫌だとまた喧嘩をふっかけてしまう。彼氏は車を気に入っているし一緒に考えて決めたのにそんなこと言うのひどい、謝ってと言われた。私だって普通なら思ってても言わない。我慢できる。今日は機嫌が悪くて仕方がないんだ。何もかもがイヤで、文句ばかり口にしてしまう。八つ当たりしてる子供みたいだ。

 

そのあと、カフェに行った。泣いた後の余韻が残っていたので、まだ不機嫌だった。こんな泣いた後のボロボロの状態で、すっごくお気に入りのキラキラしたカフェに行くのが憂鬱だった。でも自分が行きたいといった手前引くわけにもいかない。

 

でも、行ってよかった。カフェは、すごくよかった。ホットレモネードとハムチーズサンドを頼んだのだが、本当に本当にすっごく美味しかった。

f:id:tabero_831:20210412103620j:image

 

私はごはんを食べるのが遅いほうなのだが、本当に美味しくて、すぐに食べて飲み終わってしまった。レモネードは甘くてすっぱくて幸せの味で、ハムチーズはとろんとチーズがのびてパンはサクサクで食感も香りも楽しい。夢中で食べてしまった。彼氏に分けてもらったアップルパイ風サンドも美味しかった。トッピングにクリームチーズが余すことなくたっぷり乗せられる。最高!

お店に置いてあるアンティークもやっぱりどれもかわいくて、素敵だった。スピーカーのすぐ前の席を選んだので音楽が少しうるさかったのが失策だったが、ゲームサウンドからジャズミュージックに変わってからは気にならず過ごせた。

 

大好きな石田ゆり子さんのエッセイを読みながら、大好きな飲み物と大好きな空間で時を過ごす。私はすっかり機嫌を良くしてしまった。隣で彼氏がずっとスマホをしているのがやだったけど。帰り道も「あのカフェ、日が当たるのがいいよね」って言ってて、その程度なんだ、全然わかってないなって思った。あの店は全部がいいんだよ。お店に置いてあるアンティークも壁も床も天井も照明も、家具も、店員さんも。ごはんも。

 

特に、私はコミュ障で、店員さんが話しかけてくるのはもうそのお店自体が嫌いになって通わなくなるぐらい大嫌いなのである。あそこのカフェは、店員さんが穏やかな雰囲気を出していて、変にグイグイ話しかけたりしてこないからよい。

 

私はこんなにわかるのに、彼氏には全然わからないんだなって思った。不思議だ。身近な人間なので、わかってもらえない寂しさがあった。

 

カフェのあとはバイクの教習だったが、うまくいかなくてまた落ち込んだ。

夜は欲望のままにお寿司を食べたけど、おなかは足りないし暴食して自己嫌悪だし、また気持ちが下がってしまった。

 

こういう時ってどうすればいいんだろう。なにをしても気分が下がっているとき。

石田ゆり子さんはエッセイで「私の場合は時間が解決する」とおっしゃっていた。また、「スランプは私を成長させてくれる」とも書いてあった。むー、わからなくもないけど、こんな暗い気持ち、ないほうがいい、とも思う・・・。ずっとパリピでいたい。心底そう思う。でもこんな自分は変えられないからしょうがない。

 

とにかく、気分を上げるためにも今日は勉強できるところまで頑張って、早めに寝ます。

明日気分が良くなっていることに期待。悪い日がずっと続くわけではないのだから。