花を家に飾りたいと思い、勇気を出して花瓶を買った。
前々から「家に植物を置きたい」と言ってきたがそのたび彼氏に「虫が湧くから嫌」とイマイチな反応をされた。しかし我慢の限界が来、ええい知るかあといよいよ買うに踏み切ることに。
雑誌で見たうつわ×カフェという、陶器も売ってる洒落たカフェに車で30分かけて足を運んだ。
カフェのごはんはおいしかった。黒いカレーとミルクジンジャーチャイ。
私は自我というものが弱いので、どの花瓶がいいのか、自分はどれが好きなのか、じっくり見てじっくり集中して考えないとわからない。
なのにやってきた。店員。呼んでないのに来る。グイグイ来る。店員。怖い。話しかけてくるパリピ。キラキラしたおねいさん。洒落た眼鏡をした店長。怖い。
コミュ障を爆発的に発揮してしまった俺。というか器に集中したいんや、俺は！一人にさせてくれ！と、すっげー嫌ですというオーラをむんむんに、出すわけにもいかないので愛想よく、もできないのでビクビクして今にも泣きそうになりながら「はい…」と絞り出すように返事だけした。
花瓶は絶対欲しかったし今日のノルマだったのでなんとか勇気をだして店を出る前に店員に声をかけて、買った。かわいいなあと思ったコップは買えなかった。「こいつ買いすぎじゃね？」と思われるのが怖かった。
花はイオンの中のお花屋さんで買った。バイトの人っぽい店員さんだけど、こっちから聞いたら答えてくれて優しかった。グイグイ来たりしない。そうそう、こういうの。こういうのだよ。
白い小ぶりなバラ。一輪挿しってもっと小さい花のイメージだったけど、思ったより長い。でも超かわいいからいい。他の花も気になったけど、この子にした。かわいい。もうとにかくかわいい。無条件にかわいい。花ちゃん。名前色々考えたけど、結局ハナちゃんって呼んでる。そのまま。だって花だもん。いいよね。
毎日古い茎を切って、水を替えてあげないといけないらしい。大事にしたい。うちに来てくれてありがとう。ほんとにかわいい。
どうでもいいけど毎週日曜日のアイカツプラネットが生きがいになってる。
ハナちゃんかわいい。シオリちゃん推しだけど、みんなかわいい。アニメもドラマもどっちもかわいい尊い。早く握手会行きたい。
